6  副交感神経がポイント

● がんを抑える4つの条件

がんを抑える4つの条件とは、第1に『生き方を見直すこと』、 第2に『がんの恐怖を取り除くこと』、第3に『消耗する治療を受けないこと』、 最後に『自律神経のバランスを整える治療を受けること』と安保先生は言う。
この4点をしっかりやっていけば、がんの克服につながっていくのです。 実際、この方法でがんを抑えられた、がんと共存できるようになったという人たちも 決して少なくないのです。
     
● 福田稔先生の自律神経免疫療法

福田先生は副交感神経を刺激し、血液をどんどん流して体内の老廃物を排せつ させること、また、白血球中のリンパ球を増やしてがんと闘う力を強化して いくことができれば、確実にがんは治療に導くことができるという。 これが、自律神経免疫療法である。
福田先生の自律神経免疫療法は、注射針やレーザー、電子針で体表に分布する 治療点を刺激していく「はり治療」の一種で、その治療法が交感神経の緊張を 抑え、副交感神経を優位にする。このことは、すでに膨大な血液データで 証明されている。
その治療の結果、自律神経のバランスが整うと、血流障害は改善され、 リンパ球は増えて免疫力が高まり、がんは治っていくという。

● 白血球のバランスが最重要課題

血液1mm立方当たりには、5000〜8000個の白血球が含まれ、その比率は顆粒球 54〜60%、リンパ球35〜41%くらいがバランスのとれたときである。
理想的なリンパ球の実数は2300〜2600個くらいであるという。
ところが、がんの患者では、リンパ球の比率、実数ともにこの値を かなり下回っていることが多い。そして治療を続け、これらが理想的な数値に 近付くと、がんは勢いを弱め、症状が改善されていくというのだ。
福田先生によると、がんを治すために必要なリンパ球数は、1mm立方当たり、 1800〜2000個以上と考えられ、2000個を超える病状は目に見えて改善し、 1800個を切っているうちは病状も安定しないという。

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